サーキュレータが断続運転した原因は、
内部で電線が断線していたことが原因でした。
そこで、その原因についてレポートします。
2つの写真から、真の原因は、
1.首振り機能が本体を可動することで電線への擦れが発生して断線したたことです。
2.断線した箇所を調べるとリンク機構で首振りするために電線経路が長い穴になっています。
ここで引っ張りや擦れなどの負荷がかかっての断線に至ったと推定されます。
この過程で、電線の中に銅線が引っ張られて、少しずつ切れていくのときに、放電していきます。
少しゆさぶってみると再度、通電して運転するという断続的なON・OFFになった現象が理解できます。
このように現象から断線を想定しながら原因を探索し、
修理することはできますが、真の原因までを追究することが今回のテーマです。
さらに、これを追求するとき、製造工程の問題や、
さらに、設計段階までさかのぼった構造の見直し、
首振り機能を分析することが本質的な題です。
一般的な消費者は、修理までをフォーカスするのが基本ですが、これらの製品は、故障で廃棄となるのが現実かでしょう。
私は、内部をバラシて再結線できますが、首振り機能を使わないことにしました。
このようなコミュニケーションがとれることで、
環境にもやさしくなれます。
工場の生産や設計部門まで遡ったコミュニケーションができる時代が来ることを期待します。