今日は、
ワーク搬送の機能事例です
先日の
プリンタの紙が重なって
出てくるトラブル事例から
金属加工の設備でも
同じようなトラブルの
対応事例です
業界は板金加工という
金属の加工装置です
自動運転する設備では
シートの材料は
投入前に必ず1枚に
なっているか判別します
(1)それはなぜか
1.ワークを加工機に1枚でない
ワークを投入すると
加工機の故障につながるからです
金属加工の性質から
2枚以上重なって加工すると
刃物が破損してしまいます
2.人が操作するときは
1枚ずつにして加工します
3.自動で搬送装置が
運転するときは
完全に故障するまで
連続で加工してしまう可能性が
あります
その為、搬入前の
1枚を取り上げた時に
板の厚みを測定します
(2)それは何か?
1.ワークを吸着して
持ち上げたときに測定します
2.1枚と判断できない厚さ
になっているとやり直します
3.再度、シートを降ろして
紙をさばくような動作をしてから
1枚取りで厚み測定をくり返します
(3)どうやるのか
1.シートの厚み測定の
センサーを装置に組込む
2.運転データに設定した
板厚情報を元に判別しする
3.1枚取りの動作後に
測定と判別を機能を
プログラムにして
一連の動作にする
この動作を繰り返して
1枚を確認してOKになると
加工機に搬入します
このように
プリンターの紙が重走するような
問題は他の業界にもあります
対応は業界によって
まったく異なりますね
このシステムを間違えると
北京オリンピックで起きた
スーツの規定違反問題
などにも発展します
事前に検査するシステムづくりが
重要ですね
後先を間違えない
シーケンスは大切です