今日は、
ワークのデータトラッキング
について学びます
ワークが移動するときに
情物一体という考え方があります
モノが移動するシーンは
さまざまなところで行われます
先日の1枚取りの場面においても
1枚になっているかを判別する時
その厚みを計測したデータが
OKでも
データを蓄積しておくと、
バラツキを分析する
ことができます
測定した結果と予定した値を
機械の動作が進む中で
ワークの流れとデータを
一体にして運ぶと
正常値に入っていても
傾向を分析することができます
(1)なぜ、一枚取りが
うまくいかないのか?
1.ワークにはバラツキが
あるからです
2.何が変化しているかは
不明だからです
3.板厚以外に変化している
ものがある可能性もあります
(2)それは何か?
1.材料の種類(材質)
金属な場合、
鉄やステンレス、アルミなどでも
さまざまな種類があります
2.サイズ(大きさ)
X寸法
Y寸法
3.その他、納入日
購入先などの分類コード
(3)どうやるか
1.ワークの属性データは
製造指令番号などの
識別データをインデックス
として渡します
2.PLCがワークを移動する時、
そのデータテーブルも移動します
3.PLCでは識別データと
データテーブルを表示したり
上位側へも送信します
このようにワークの
移動に合わせて
データを運ぶことを
データトラッキングと
呼びます
出荷後も追跡できるように
サーバー(クラウド)などへ
一定期間のデータを
残します
つながるキーデータを
紐付けすることで
トラブル発生時に
追跡して引き出すことで
分析が可能です
このように
ワークの属性データは
製造指令データと
つながるように残しておくと
出荷後でも情報と共有したり
各工程を追跡するなど
トラブル発生時に
参照、分析が可能です
つまり
すべてのワークは
データ属性を所有している
そんな追跡を可能にする
ことが
モノと情報の一体化
というテーマとなります
PLCの中では
メモリーを使っているので
そのメモリーを一時的に
利用して
ワークの移動に合わせて
データを移動させる
それが
データトラッキングという
考え方です
自動制御を行っているPLCは
ワークの動きを実行しています。
これに合わせてPLCが
データも移動させます
これが
もっとも正しい
モノと情報の一体化
情物一体の制御になります
P.S.
昨夜の北京五輪は、
カーリング女子準決勝
日本8―6スイス(北京)で
勝ちました!
感動ニュースです!
これが本当の逆転劇でした
カーリングのストーンにも
すごいデータが詰まった
トラッキングが行われていた?
かもしれませんね!