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No.0448 ワークのデータトラッキングとは?

今日は、

ワークのデータトラッキング

について学びます

 

ワークが移動するときに

情物一体という考え方があります

 

モノが移動するシーンは

さまざまなところで行われます

 

先日の1枚取りの場面においても

1枚になっているかを判別する時

 

その厚みを計測したデータが

OKでも

 

データを蓄積しておくと、

バラツキを分析する

ことができます

 

測定した結果と予定した値を

機械の動作が進む中で

 

ワークの流れとデータを

一体にして運ぶと

 

正常値に入っていても

傾向を分析することができます

 

(1)なぜ、一枚取りが

うまくいかないのか?

 

1.ワークにはバラツキが

あるからです

 

2.何が変化しているかは

不明だからです

 

3.板厚以外に変化している

ものがある可能性もあります

 

 

(2)それは何か?

 

1.材料の種類(材質)

金属な場合、

鉄やステンレス、アルミなどでも

さまざまな種類があります

 

2.サイズ(大きさ)

X寸法

Y寸法

 

3.その他、納入日

購入先などの分類コード

 

(3)どうやるか

 

1.ワークの属性データは

製造指令番号などの

識別データをインデックス

として渡します

 

2.PLCがワークを移動する時、

そのデータテーブルも移動します

 

3.PLCでは識別データと

データテーブルを表示したり

上位側へも送信します

 

 

このようにワークの

移動に合わせて

データを運ぶことを

 

データトラッキングと

呼びます

 

出荷後も追跡できるように

サーバー(クラウド)などへ

 

一定期間のデータを

残します

 

つながるキーデータを

紐付けすることで

 

トラブル発生時に

追跡して引き出すことで

 

分析が可能です

 

このように

ワークの属性データは

 

製造指令データと

つながるように残しておくと

出荷後でも情報と共有したり

 

各工程を追跡するなど

トラブル発生時に

参照、分析が可能です

 

つまり

すべてのワークは

データ属性を所有している

 

そんな追跡を可能にする

ことが

 

モノと情報の一体化

というテーマとなります

 

PLCの中では

メモリーを使っているので

 

そのメモリーを一時的に

利用して

ワークの移動に合わせて

データを移動させる

 

それが

データトラッキングという

考え方です

 

自動制御を行っているPLCは

ワークの動きを実行しています。

 

これに合わせてPLCが

データも移動させます

 

これが

もっとも正しい

モノと情報の一体化

 

情物一体の制御になります

 

 

P.S.

昨夜の北京五輪は、

カーリング女子準決勝

日本8―6スイス(北京)で

勝ちました!

 

感動ニュースです!

これが本当の逆転劇でした

 

カーリングのストーンにも

すごいデータが詰まった

 

トラッキングが行われていた?

かもしれませんね!