· 

No.0459 そもそも「ツール」とは何か?

今回は、

「ツール」とは?

を学びます

 

そもそも「ツール」とは?

 

(1)ツールの定義はわかりますか?

 

1.言葉があいまい過ぎる

検索してもITで使う言葉ばかり出てくる

パソコンのソフトに登場するツール

というメニューが多い

 

ブラウザでは、「設定」の中に登場する

「その他のツール」

となっています

 

お使いのアプリの中で

ツールというメニューはありますか?

 

 

2.道具という言葉は

人が使うイメージです

 

原始人から使っています

 

刃物という言葉の方が

理解しやすいかも

 

狩りをしたり

畑を耕す道具

 

戦う道具

刀、剣

 

料理の道具

包丁、鍋

 

 

3.工具という言葉は

機械が使うイメージ

 

工作機械の英語は

Machine Tools

です

 

僕が扱うのは

ここですね

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.ツールという言葉の役割が広く

あたりまえ過ぎて理解が異なります

 

2.変化する物の象徴となっている

消費材に近い

使えば、減る物です

 

3.工作機械では

・工具径補正

・工具長補正

・工具寿命管理

 

工具がツールです

 

 

(3)どう、定義するのか?

 

1.ツールという広いまま使います

 

設備によって、

カタチがあるツールと

カタチがないツールがある

 

ユーザー視点で捉える

 

オペレータが設備を

使うシーンを想定して

ツールという言葉を使う

 

 

2.カタチがあるツール

 

工作機械で使う場面では

ドリルやバイト

チャックなど

 

プレス系の機械では金型

上型:パンチ

下型:ダイ

 

対象設備を前にして

ワークからみた

工具がツール

 

 

3.カタチがないツール

・レーザー加工機

レーザー光で溶融加工

 

・3Dプリンタ

粉末を溶融して積層加工

 

・放電加工機

ワークと金属の金型やワイヤを

放電して溶融する加工

 

・マイクロ波加工

電子レンジなど分子を振動

して加工、加熱

 

 

ということで

ツールとは?

 

非常に広いです

 

設備の対象によって

頭を切り替えて使う

 

使うシーンを想定する

 

ユーザー視点で

使うシーンを切り替える

 

そんな定義にします

 

 

ちなみに

最近のMicrosoftアプリは

ツールを無くしている傾向が

ありますね

 

Officeでは、機能が多過ぎるからか

ツールというメニューがありません

 

使うシーンでメニューを切り替える

リボン機能が登場したからでしょうか

 

これも勉強になります