今回も、
複雑な軸を持つ複合加工機を
学びます
工作機械の切削系では
ドリル系のマシニングと
旋盤系を組み合わせた
複合機がありますが
ここでは
板金加工の複合機を
紹介します
1.パンチプレス加工は
・ワークを水平移動するX,Y軸
・工具を上下移動するV軸
補助として
工具を選択するT軸
工具を回転するC軸
2.レーザー加工は
ノズルヘッドを上下移動するZ軸
3.タップ加工では
選択と送りでA,B軸
トータル8軸です
ポイントは
3種類の加工を実現するために
1)ワークを移動するグループ
2)工具を移動するグループ
この2つを組合せで
異なる加工を実現します
共通することは
全ての加工に3軸以上の移動が
必要になります
1つの加工を3軸で移動しながらの
加工となりますが
実際には、
工具を選択したり
工具の向きの角度を変えたりする
補助軸が必要になります
これらは
加工は同時ではないので
併用することがポイントです
この複合機では
ワーク移動のX,Y軸は
共通の軸として使います
パンチプレスの複合機では
1.パンチング加工
2.レーザー加工
3.タップ加工
3つの加工を実現する
複合機です
共通する軸は
ワーク移動するX軸,Y軸
です
実際の加工では、
1.X,Y,T,C、V
2.X,Y,Z
3.X,Y,A,B
合計
8軸の利用となります
ということで
軸の構成で
加工の価値提供となります
1つの加工機で
3つの加工を実現する
そんな機械が
複合機です
複合機の軸を
まじめに解説すると
以上になりますが
ユーザーが求めるものは
どんな加工ができるかです
パンチング加工でも
様々な種類の加工があります
何を提供してくれるか?
ここがポイントです