今回は、前回の補足です
ワーク搬出のアンローダは
生産量によって
運用が変わる問題です
大量生産の基準は
5000台/月くらいから
としています
自動車の受注も
そのあたりが下限では
ないでしょうか
もちろん、
メーカーによって
異なります
以外と
少ない生産数のメーカーが
取り組んでいるのが
混流生産です
異なる車種を
同じラインで流す
こんな活動を
あたりまえに行っていた
そうです
アンローダは
加工機の搬出装置として
ワークを次工程のために
どのように積載するかの
課題を担っています
これは
工場の生産において
大きなテーマとなる
在庫の問題になります
どんな工場でも
中間の工程には
ワークを在庫として
保管したいので
その数量を増やすと
今度は
中間の部品を探すことに
なります
極力、中間在庫を少なくする
ことが生産の使命です
一旦、加工という
付加価値がついてしまうと
いかにお金に変えるかが
勝負です
これを
キャッシュフローと言います
ワークの流れを速くする
ことが工場経営の基本です
その為には、
ぎりぎりまで引き付けて
加工する
後工程が必要になる頃に
加工をはじめる
まさに400m走の
バトンリレーのように
しかし、
部品は何百、何千という
種類があります
1.いかに同じ材種の
部品を集めて生産するか
2.いかに在庫を少なくできるか
3.いかに短納期で生産できるか
これらの使命を追求して
最適化することが
生産の計画問題に
つながります
アンローダの役割は
中間の仕事ですが
工場の生産計画に影響する
重要な位置付けになります