今回は、スケジューリング問題の事例で
ちょっと変わった視点です
中小の工場でつくられる
板金部品についてです
どんな製品を
どれくらいの量を
つくるのかを
考えます
イメージしやすい
製品として
コンビニエンスストアにある
板金製品です
コンビニで使われる
ほとんどの部品が
板金製品です
1.商品棚
ショーケース
冷蔵庫
冷凍庫
アイスクリーム庫
2.レジのカウンター棚
支払いレジスタ
ATM
チケット端末
コピー機
3.調理機周辺
フライヤー
厨房機器
保温ストッカ―
これらは、すべて
業務用の製品です
一般の人が購入できない
製品です
コンビニストア各社では
ほとんど同じ規格のサイズの
棚で揃えます
たとえば
セブンイレブンや
ローソン、ファミマは
全国どこへいっても
同じような商品棚です
年間の出店数は
56,000店
月で5000店舗
全国の3社合計なので
1社2000店/月
棚の生産数も
種類と数をイメージすると
1つの種類は5000台くらいと
想定できます
この板金製品の台数を
20種類くらいの製品群と考えると
100,000台
全国を5つくらいのエリアに
分割すると月の生産数は
2万台くらいですね
1日1000台くらいの
生産数を
スケジューリングする
1時間で100台くらいの
イメージです
決して同じものが
流れないですが
一つの板金製品が
100台/時間で
生産する工場の
イメージになりました
それぞれの工程で
1台分が36秒で
加工する必要がある
コンビニエンスストアの
ショーケース棚を
イメージすると
どれくらいの時間で
生産できるか?
板金部品の製造では
ボトルネックは
曲げ加工の工程です
どれくらいの量を
生産するのか?
工場の部品生産とは
流れる量が
スケジューリング
になります