加工面がきれいになるとは?
についてです
加工面とは
野菜のトマトを切った時の
断面をイメージしてください
よく切れる包丁のCMなどで
見かけるシーンがあります
きれいに切れた切断面とは
ピカピカですね
金属を
きれいに切るとは?
(1)金属の切断面でも
三角形の形状を切り出すと、
よくわかります
1.面がガタガタしているとは
切れが悪い刃物で
切断したイメージです
NC加工では、
2D(2次元)のXY平面の
座標系で加工する機械とすると
横軸をX軸
縦軸をY軸
となります
三角形にするには
X軸とY軸の移動を
どのように進めるかで
三角の角度が決まります
2.三角形の角度は
微細に見ると
階段状になります
それぞれの軸移動の指令を
いかに細かく分配するかで
斜めの切断面のきれいさが
決まります
軸の制御が
加工面のきれいさを
左右します
(2)加工面のきれいさとは何か?
1.面のきれいさは
面粗度と呼び、
表面粗さを定義しています
JISで
表面粗さの算術方法が
定義されています
代表的な呼び名は
Raです
表面粗さを表すパラメータである
算術平均粗さ(Ra)です
2.NC加工では再現性をもって
複数の軸を同時に制御することが
使命です
緻密になる程
面粗度が小さくできます
3.鏡のように
ピカピカになる面は
鏡面加工と呼ぶくらい
高度な技術が必要になります
(3)どうやる?
1.機械の軸を動かすNC制御が
分解能を高めることで
動きが精密になり
高品質な加工面となります
現在のNC制御は
フルデジタルのサーボになっています
分解能は100万パルス以上!
かなり高精度になっています
2.デジタルサーボの技術が進化
様々な機能が滑らかで
高速でも高精度になります
3.軸の移動に加えて
工具のパワーを制御します
NCプログラムには
パワーを制御する指令が
含まれます
パワー制御が
ポイントになります
パワー制御によって
切断品質が決まる
パワー制御とは何か?
次回、
パワー制御について