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No.0505 スタートと終了

NCプログラムの

Mコードについてです

 

Gコードが輪郭形状を

移動する準備コードに対して

 

Mコードは補助コードです

 

(1)なぜMコードが必要か?

加工を補助するために必要なコードです

 

1.JIS規格で規定されている

Mコード一覧から

一部を紹介します

 

M00 プログラムストップ

M01 オプショナルストップ

M02 プログラムエンド

 

M03 主軸時計方向回転 ※1

M04 主軸反時計方向回転 ※1

M05 主軸停止 ※1

M06 工具交換

 

M08 クーラントON クーラントを吐出

M09 クーラントOFF クーラントを停止

 

M30 プログラム終了と頭出し

 

 

2.Mコードは、ほとんどが

NC工作機械メーカーで異なります

 

ベースとなるMコードは

規定されているので

 

※1は、使わないときは未設定となり、

別の機能になる場合もあります

 

 

3.スタートというMコードはない

 

NC加工機は

スタートの操作で

 

NCプログラムが実行を

開始するからです

 

終了は

M02又はM30

となります

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.加工を補助する機能が

補助コードと呼ばれる

 

上記の一覧のクーラントが

代表例です

 

加工液とも呼ばれ

ドリルが穴を開ける時、

 

加工液をドリル先端に噴射して

冷却を補助します

 

 

2.設備メーカーによって

異なるが

ストップと終了は共通になっている

 

 

3.スタートは、

操作盤上のサイクルスタート

ボタンを押す

 

 

(3)どうやる?

 

1.Mコードは

シンプルな構成です

 

Gコードと同一行に記述

単独行でも実行します

 

 

2.加工液を使う機械かは

設備によって異なるので

メーカーで異なるが

 

Mコードを挿入することで

ON/OFFが可能になる

 

 

3.M30は、終了して

次のスタート時に

頭出しをする

 

スタートは人が操作するが

 

終了はプログラム中に

記述するので

Mコードが必要になります

 

 

つまり

最低1つのMコードは

使われます

 

サイクルスタートという

考え方は

 

NCプログラムを使った

工作機械のような設備では

重要なポイントです