NCプログラムの
Mコードについてです
Gコードが輪郭形状を
移動する準備コードに対して
Mコードは補助コードです
(1)なぜMコードが必要か?
加工を補助するために必要なコードです
1.JIS規格で規定されている
Mコード一覧から
一部を紹介します
M00 プログラムストップ
M01 オプショナルストップ
M02 プログラムエンド
M03 主軸時計方向回転 ※1
M04 主軸反時計方向回転 ※1
M05 主軸停止 ※1
M06 工具交換
M08 クーラントON クーラントを吐出
M09 クーラントOFF クーラントを停止
M30 プログラム終了と頭出し
2.Mコードは、ほとんどが
NC工作機械メーカーで異なります
ベースとなるMコードは
規定されているので
※1は、使わないときは未設定となり、
別の機能になる場合もあります
3.スタートというMコードはない
NC加工機は
スタートの操作で
NCプログラムが実行を
開始するからです
終了は
M02又はM30
となります
(2)ポイントは何か?
1.加工を補助する機能が
補助コードと呼ばれる
上記の一覧のクーラントが
代表例です
加工液とも呼ばれ
ドリルが穴を開ける時、
加工液をドリル先端に噴射して
冷却を補助します
2.設備メーカーによって
異なるが
ストップと終了は共通になっている
3.スタートは、
操作盤上のサイクルスタート
ボタンを押す
(3)どうやる?
1.Mコードは
シンプルな構成です
Gコードと同一行に記述
単独行でも実行します
2.加工液を使う機械かは
設備によって異なるので
メーカーで異なるが
Mコードを挿入することで
ON/OFFが可能になる
3.M30は、終了して
次のスタート時に
頭出しをする
スタートは人が操作するが
終了はプログラム中に
記述するので
Mコードが必要になります
つまり
最低1つのMコードは
使われます
サイクルスタートという
考え方は
NCプログラムを使った
工作機械のような設備では
重要なポイントです