今回は、入力信号と出力信号の
データ化について整理します
(1)スイッチの入力信号が
データになるとは?
1.スイッチ信号を複数
集めて並べることで
データになります
2.並べるとは、3つの場合は
2進数:10進数表示
000:0
001:1
010:2
011:3
100:4
101:5
110:6
111:7
となります
3.コントローラが
スイッチを集めるとは
信号だけを集めます
1ワード型では
16個ならべます
半角で表示すると以下
1111 1111 1111 1111
4bitずつ4つ並べた方が
見やすいので、
スペースを入れています
実際には
16個がスキマなく
並んでいます
あなたのお家のスイッチを
集めてみてください
16個までは
1ワードのデータになります
PLC(シーケンサ)は
8点か16点を1つの
カタマリにするので
スイッチからの
ON/OFF信号が集まると
入力信号が
データになります
(2)出力とは?
16点の1ワード分のデータを
出力メモリに格納することです
1.10個のスイッチがある場合、
全部ONすると
入力データは
0000 0011 1111 1111:
となります
10進数で表すと
1024という数値です
2.10個のスイッチから
電気を点灯するとは
1024をデータとして
出力メモリに格納する
3.1つ1つのビットが
部屋の電気を点灯する
ON/OFFになります
照明をON/OFFする為には
出力信号をリレーという
電気部品を使って操作します
出力信号が出力回路という
電気配線が必要になります
(3)どうやるのか?
1.入力信号は
集めて読むことで
入力メモリに格納されます
格納された入力メモリが
入力データです
2.入力データを
一旦、別のメモリに格納します
コピーして貼り付けるイメージです
3.貼り付けたメモリーの内容を
そのまま、出力メモリに格納すると
出力回路が部屋の照明を
ONします
この時、
入力をそのまま出力する
制御になります
これに対して
スイッチをOFFしなくても
時間後に消灯する
自動的にOFFすると
システム制御になります
これらの機能には
目的があります
エコモードなど
モードを変える
設定が登場します
最近はスマホが普及したので
設定も理解されるように
なってきました
入力から出力へ
メモリを経由して
データが運ばれる
このメモリを扱うことが
MHC(My home controller)
の仕事です
この仕事は
約1/100秒以下で
フルタイム
繰り返されます
次回、
モード設定について
考えます