今回は、パルス化を
学びます
パルス化は、
PLC(シーケンサ)を扱うときに、
もっとも重要な要素を含んでいます
大きなチャンスが潜んでいます
(1)なぜパルス化が重要か?
1.コンピュータは速い
PLCには人間の目が瞬きする
ような処理があります
その時間は
1/1000秒以下です
もっと短い高速タイプも
あります
2.この処理が変化を
検出します
処理の周期が
スキャンタイムという
時間になります
3.変化とは状態が移り変わるコト
状態遷移と呼びます
何かを出力すると状態が遷移します
部屋の照明では、
スイッチを操作すると
明るさが変化します
この一瞬だけを見る
出力した一瞬だけがパルス化です
(2)ポイントは何か?
1.PLCがパルス化する時間
1/1000秒は
人間の200倍くらいです
人間の動体視力の速度が
一般的に約200/1000秒
電気の商用周波数50HZが
20/1000秒
電気の周波数より
10倍上速いです
2.パルス化には
エッジで捉えるという
入力側の判断も含まれます
スイッチには
オルタネイト型と
モーメンタリ型があり
部屋の照明スイッチは
オルタネイト型が多いです
オルタネートとは
[alternate]
「交互に」という意味です
どちらのタイプでも
共通に扱えるのが
パルス化です
3.操作のエッジだけをみるので
変わったことだけを判別する
何かをアウトプットしたから
インプットが変化した
このインプットだけを見て
利用することがポイントです
(3)どうやるのか?
人の動作に置き換えて考えます
1.変化を捉える
しくみをつくる
何かの行動や出力をすると変化する
変化はイベントとなり
チャンスになります
2、チャンスは
自分で検出することで
次の手を打つ行動や
出力になります
チャンスを検出するには
感度を上げる必要があります
3.チャンスの言葉があります
「チャンスは前頭の毛髪だけにあり
後頭ははげている
もしこれに出あったら前髪を捕えよ。
一度逃したら、神様でもこれを
捕えることは出来ぬ」
チャンスはパルスです
前髪を捕えよとは、
パルス化するということです
パルス化が
システムづくりを制する
キモになります
パルス化するしくみを
いっしょに学んでいきましょう