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No.0529 パルス化の原理

パルス化の

具体的なPLCプログラミングを

学びます

 

テーマは自動化ですね

 

(1)パルス化とは

 

入力信号から一瞬だけONする処理です

パルス生成には

2つの回路が必要になります

 

1.パルス生成1   

│ X0030  M1031    

├┤  ├──┤/├───(M1030 )┤

│ RoomSW pulse    SW

│     holder   pulse     

 

2.パルス生成2          

│ M1030    X0030   

├┤  ├─┬─┤  ├───(M1031 )┤

│ SW   │ RoomSW  pulse

│ pulse  │         holder

│      │      

│M1031│        

├┤  ├─┘         

│ pulse        

│ holder          

 

 

3.上記の2つ回路に対して

PLS命令を使うことで1行となります

 

│ X0030 

├┤  ├────[PLS M1030 ]┤

│ RoomSW

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.部屋の照明スイッチを

RoomSwとしてX0030が入力信号です

 

┤  ├ がA接点です

┤/├ がB接点です

─(M1030 )┤がパルス出力の

内部リレーです

 

 

2.M1031がスイッチがON

したままでも

 

M1030を一瞬だけONして

すぐにOFFするように抑えます

 

ルームスイッチがOFFになると

M1031もOFFします

 

 

3.通常は上記のような

2つの回路をつくることはなく

1つのPLS命令で作成します

 

大事なことは

M1030を抑えるために

M1031のB接点が上に

記述されていることです

 

この上下の関係が

プログラムをつくる上で

大切なポイントです

 

 

(3)どうつくるのか?

 

1.パルス化を理解する方法として

2つの回路が必要にります

 

2.パルス生成2でM1031が

スイッチがONされたままでも

M1030をパルス化するために

 

上の行に記述して

B接点でAND接続します

 

 

 

3.M1031は内部リレーで

自己保持回路をつくっています

 

自己保持のリセット処理は

X0030を┤  ├─で結合しています

 

 

これによって自己保持の

Resetを忘れないように

にしています

 

 

しかし、実際にはPLS命令を使うので

こんなややこしいことはしません

 

 

このような考え方が

コンピュータプログラムの

「命令」とはを、

学ぶ機会になります

 

 

ただし、

パルス化の目的は

何であったか?

 

パルス化の使命について

常に意識することが大切です。