パルス化の目的は
何であったか?
パルス化の使命について
振り返ります
(1)なぜパルス化なのか?
1.変わってしまうからです
見えない時間の周期、
10msec以下で回っている
からです
10msecとは
スキャンタイムという
周期です
2.一瞬とは?
スキャンタイムの時間です
約10msec
周期はコンピュータの性能ですが
考え方は、ノイマン型という
上から下へ進む考え方です
PLCに限っては、
プログラムの最終命令が
自動的に付加されるので
先頭に戻るという仕組みが
システムに内臓されています
高級言語系では
ありえない考え方ですが
ノイマン型コンピュータが
ハードウェア基準なので
原理は同じです
PLCのシステムが
周期で回しているので
PLCのアプリ上では
プログラムしません
3.長くなる程、長くなる
プログラムがたくさんあると
長くなります
行数が長くなる文章と同じです
長くなったプログラムを
読んで処理すると
1周する時間が長くなります
つまりスキャンタイムが
10msec以下としたのは
代表例です
(2)ポイントは何か?
1.スキャンは止まらない
時計が止まらないのと同じ
電源がある限り
周りつづけます
2.PLS命令のように
内部で2つのコトをやっている
命令によっては3つ以上となり
処理時間が変わります
3.周期があるので
入力が変化すると
変わってしまう
常時入力を見るように
プログラムをつくると
状態が変わります
10msecくらいの時間で
変化するので、
人間とは共有できません
トラブルがあっても
状態が変わるので
原因は推測になります
トラブルの現象は
再現が困難です
パルス化の狙いは
ココにあります
(3)どうやるのか?
1.周り続ける時間は
目的の機能が
達成する時間に対して
OKかで判断する
ハードウェアが進化しているので
通常のプログラムが
10万行くらいまでなら
目的の性能には影響しない
2.長いプログラムは
その理由を調べる
グループに分けるなど
対象を絞ることで
長い理由が分かります
ハードウェアを分けることも
一つの解決策になります
3.再現するように
プログラムを書く
必要な時だけ
入力の変化を捉える
そのはじまりが
パルス化です
自動運転のはじまりは
トリガにすることです
トリガにすることが
パルス化になり
安定して止まらない
自動化の要件です。