前回のモニタ診断の補足
モニタ診断とは
ツールを使って行いますが
PC診断の機能を使うというより
PLCがRUNしているプログラムを
モニタすることです
モニタが実質の診断になることを
お伝えしました
モニタでプログラムを診ることで
何が起きているか?
アラーム発生機能が
あるのかの問題になります
アラーム発生機能とは
人が痛みを訴える場面と
同様です
(1)なぜアラームを出すか?
1.異常を起きていることは
人が痛みを感じるような
センシング機能を持つからです
2.痛いというアラームは
機械の場合でも、何らかの
異常を検出しています
アラームが出るということは
原因が追求できます
3.アラームの出ないトラブルが
キケンです
人の場合も沈黙のトラブルは
病気を進行させてしまいます
発見が遅れるので
大きなトラブルになる可能性が
高くなります
(2)ポイントは何か?
1.アラームやメッセージが
発生するトラブルと
発生しないトラブルを判別する
2.アラームが発生する場合は
早く診察したり、救急処理をするかの
活動になります
3.アラームが発生しない場合は
いつもの動作との違いに気づくか
ダンマリ停止になるのか?
再現性はあるのか?
キケンな状態です
(3)どうやるのか?
ダンマリ停止は専門家の
診察が重要です
1.現象が再現できるか
アラーム無しとは
なんらかのメッセージが出たり
状態のランプ表示をメモする
2.現象発生できたときは
GX-Worksのような
ツールを接続して診察できる
人を探す
3.プログラムを読み出して
モニターすることを最優先にする
設備のプログラムは
異常発生時にはアラームが
発生するように作っています
発生しないで停止するときは
何らかの不具合になります
メーカーに連絡することを
優先します
原因追求と再発の対策が
モニタ診断によって
可能になります
メーカー以外でも
診断できる人が近くにいるか
メーカーエンジニアと連絡が
できるまでは、
一時的に診断することも
有効です
人も設備も
沈黙のトラブルには
注意しましょう