機械の動きを見える化する
新しいアプローチ!
私たちが提唱する「PLC動画」について、
その意義と潜在能力をお伝えします。
1.PLC動画とは、
PLCプログラミングとHMI(人間マシンインターフェース)の
画面を活用して、
機械の動きを直感的に
理解しやすくするための方法です。
これは、
特に工場内の設備機械向けの
独特なアプローチです。
従来のHMIは、
2D画面上でシンプルな作画に
留まることが多いですが、
「PLC動画」では、
HMI上で描画された部品を、
PLCのデータメモリーの変化に
応じて動かすことで、
機械の動きを表現します。
これにより、PLCエンジニアは、
実際の設備機械を稼働させる前に、
様々なシナリオをテストできます。
現場でのデバッグ作業だけでなく、
プロジェクトの完成度を高め、
保守作業を容易にすることも
可能になります。
2.課題と展望:
現在の課題は、
机上でのテストと
実機のHMI画面サイズが
一致しない点です。
実機のHMIのサイズは、
机上のパソコン上では小さいと感じます。
これを解決するために、
複数の画面サイズデータを
持つことを検討しています。
将来的には、
この手法をより多くの
現場に普及させ、
PLCエンジニアの
負荷を低減し、
効率的な機械制御を
実現することを目指します。
さらに、既存の機械の動きも
これからの設備の動きも
共有することが可能になり、
ビジネス拡大につながります。
結び:
「PLC動画」は、
MBD(モデルベース設計)の
精神を受け継ぎながら、
機械の動きを
より直感的に捉えるための
重要なステップです。
この新しいアプローチにより、
機械制御の見える化が進み、
PLCエンジニアリングの
領域が大きく前進することを
期待しています。